【7月13日開催】柿本裕貴氏の『第2回インクルーシブ・セミナー』

インクルーシブ・セミナー

インクルーシブ・セミナー

L&C Laboのみなさまに支えられ、神経発達症セミナーについて一区切りをつけることができました。
おおよその内容を話し終わりましたので、2周目に入り、セミナー名称をインクルーシブ・セミナーと変更したいと思います。

インクルーシブとは、誰ひとり取り残さないという意味で取り上げられますが、カタカナ語のみが独り歩きして誤解を与えてしまっている実情があります。
本セミナーではこうしたことも踏まえ、キャリコンとしてできることを検討していく会にしていくことといたします。

第2回のインクルーシブ・セミナーでは、企業における安全衛生教育の一貫としても行われる、THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)の意味合いも込めて心身ともに健康でいるために必要なことを含めてお話するようにしたいと思います。
栄養、運動を含めた健康支援は企業では産業医や保健師による指導が中心ではありますが、だれがやると決まっているものではないのでキャリコンもその領域に入っていけるものと思います。
また、単なる心理支援では解決しないタイプのクライアントに対して、別側面からの解決支援にもなると思います。

(みなさまへお願い)

インクルーシブな社会の実現のために大切なことは、病名や障害の有無にとらわれることなく、全ての人が自分の持つ役割を安心して果たしていける環境づくりにあります。そこには医師でない我々が安易に診断できないことはもちろんのことながら、障害を持っているから配慮するという出発点でもありません。
障害を持つから配慮するのではなく、あくまでも一人ひとりがどのようなことを得意として、どのようなことが苦手なのか。そして苦手を克服したり、回避したりするために何ができるのかという風土を作らなければなりません。そのためには一人ひとりの意見を尊重しながら、自由なシェアの時間を過ごすことで新しい視点を得ていくことが大切になります。