クローズアップセミナー「シニアの幸福な働き方を考える
現在、労働力人口の3割以上が55歳以上の労働者で占められています(労働力調査2021年 総務省)。一方で定年前後のシニアについては「成長意欲が低い」「マネジメントが難しい」と何かとネガティブに捉えられがちです。
本セミナーでは「むしろ定年前後の働き方にこそ人生で最も幸福な時期を実現する」との前提に立ち、その可能性について考えたいと思います。
定年前と定年後のサードエイジを支援するヒント
「シニアは新しいことを学ぶ気が無い」
「上から目線で過去の経験を語り続ける」
「役職定年や定年再雇用等をきっかけにモチベーションが低下する」
定年前後のシニアの働き方についてはこのような悲観的な捉え方が基調になっています。
しかし、シニアを一括りの集団とみなすのではなく、個人の違いを尊重した働き方の思考法こそが、シニアの幸福な働き方の実現には欠かせません。
本セミナーでは、歴史人口学者ピーター・ラスレットが唱えた『サードエイジ』(人の一生の中で、働き盛りを過ぎて現役を退いた段階)を幸福に生きるための支援のヒントを、3名のゲストとともに考えます。
お一人目のゲスト、法政大学の石山恒貴先生からは『シニアの幸福感の実態やサードエイジを幸福に生きるポイント』について解説いただきます。お二人目のゲスト、合同会社アットキャリア代表の市川慶輔氏からはご自身の定年前の越境学習とキャリア開発ストーリーをご紹介いただきます。そして三人目のゲスト、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所長の古野庸一氏にはモデレーターとして、職業人生が長期化する中でのウェルビーイングの在り方やキャリア支援のヒントについて解説いただく予定です。
本セミナーに関心をお持ちの方なら、どなたでも参加できます。
多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
概要
講演(敬称略)
石山 恒貴(いしやま・のぶたか)
法政大学大学院政策創造研究科 教授
一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科修士課程修了、 法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了、博士(政策学)。 一橋大学卒業後、日本電気(NEC)、GE(ゼネラルエレクトリック)、 バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社執行役員人事総務部長を経て、現職。
<主な著書> 「越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方」(日本能率協会マネジメントセンター) 「時間と場所を選ばないパラレルキャリアを始めよう!」(ダイヤモンド社) 「越境的学習のメカニズム」(福村出版)
市川 慶輔(いちかわ・けいすけ)
合同会社アットキャリア 代表
慶應義塾大学工学部機械工学科卒業後、1982年に東陶機器株式会社(現 TOTO株式会社)入社。技術員として商品開発部門、品質保証部門や販売部門の営業支援などの業務に従事。その後、お客様対応部門で全社のコールセンター改革や様々なプロジェクトマネジメントを経験後、人財開発本部に異動。人事部門のマネージャーとして活動する中でキャリアカウンセリングの大切さに気づき資格を取得、社内でのキャリアカウンセリングの普及活動を推進。2019年9月末に定年退職。現在は、主に中小企業を対象にセルフキャリアドック制度導入、人事制度等の構築支援を始め、コミュニケーション研修やチームビルディング研修など多岐に亘る活動を行っている。また、工業系大学の学生に向けたキャリア開発支援や就職支援も行っている。
古野 庸一(ふるの・よういち)
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 所長
1987年株式会社リクルートに入社。南カリフォルニア大学でMBA取得。キャリア開発に関する事業開発、米国GCDFトレーニングプログラム(現GCDFーJapanキャリアカウンセラートレーニングプログラム)の導入やNPOキャリアカウンセリング協会設立に参画する一方で、ワークス研究所にてリーダーシップ開発、キャリア開発研究に従事。 2009年より組織行動研究所所長。著書『「働く」ということについての本当に大切なこと』 『「いい会社」とは何か』
実施方式
Zoomウェビナーを使ったオンラインセミナー
本セミナー視聴用のURLは、お申込みいただいた皆様に、開催前日にEメールでお送りいたします。開催日前日以降にCCA学習マイページにログインしてご確認いただくこともできます。
・後日の録画配信については、当サイトやメールマガジン等で随時お知らせいたします。
日時
2024年1月16日(火)18:30-20:00終了予定
参加対象
キャリアコンサルタント資格の有無に関わらず、キャリア支援実務を行っている方・キャリア支援者を目指す方もご参加いただけます。
定員 3,000名
参加費 無料
参加方法
下記ボタンより詳細ページにてご確認ください。